「NW-A105 レビュー」とかで検索すると、「容量がすぐ足りなくなる」 「バッテリーがすぐ無くなる」関連のネガティブレビューが数多くヒットします。
買った状態でそのまま使うと確かにそうなんだけど、設定をいじったり、使い方を工夫するだけで大分「マシ」になります。
「マシ」というか、私はこの2つが問題であるとは思ってないけどね。
A100シリーズの中では一番ストレージ容量が小さく、一番安価な「NW-A105」。
一手間加えて快適に楽しめるようにしていきましょう。
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NW-A105は容量がすぐ足りなくなる といわれている
NW-A105の内蔵ストレージは16GB。
「microSDカードがさせるんだから安い最低容量のモデルでいいじゃん」と考えますが、半分正解、半分ハズレ。
楽曲のデータはmicroSDに格納できますが、OSであるandroidのシステムやアプリのデータは内蔵ストレージにしか入れることができません。
そして、androidのシステムやアプリのデータは結構容量を食います。
そこに加えてストリーミングサービス用のアプリをインストールすると、内蔵ストレージの容量がパンクしてしまいます。
これが「NW-A105は容量がすぐ足りなくなる」といわれる原因です。
NW-A105の16GBストレージでも快適に使えるように、デフォルトのまま使わないで一手間かけます。
16GBストレージの使用率
左の画像が購入直後のNW-A105のストレージの状態。
16GBのストレージの内、42%も空きがあるならいいじゃん
と思いますが、androidやアプリのアップデートを行うと、どんどん容量を圧迫していきます。
アップデートを終えた状態で12.66GB (79%使用)まで膨らみました。 右の画像
androidのアップデートの際に2GB以上の空き容量を要求されます。
ここから更に、SpotifyやApple Musicみたいなアプリをインストールするなら、ちょっと心もとないです。
ここからこれ以上のandroidアップデートは無いかもですが、ストレージをカツカツで使用するのも良くありません。
16GBストレージモデルでも快適に使用するために、不要なアプリを削除していきます。
不要なアプリは無効にする
NW-A105はウォークマンだけどOSにandroidを搭載しているので、最初からいろいろなアプリが入っています。
というか、ほとんどはウォークマンとして不要なアプリです。
androidを搭載するためにアプリを入れておかないといけないんだろうね。
不要アプリは使用していなくてもアップデートファイルが溜まっていき、ストレージを地味に圧迫していきます。
「音楽に関係ないアプリは削除していきましょう」と行きたいところだけど、デフォルトで入っているアプリはほとんどアンインストールができない・・・
なので、設定-アプリと通知 からどんどん無効にしていきます。
11.63GB (73%) まで解放できました。
1GBくらい、余裕ができましたね。
ストリーミングサービスを活用するならA105じゃないかも
音楽ファイルをSDカードに入れて聴くのであれば、これで不具合が出ることは無いでしょう。
ただ、せっかくのandroidであるメリットを活かし、「SpotifyやYouTube、Apple Musicなどのストリーミングサービスを楽しみたい」というのであれば、やはり16GBストレージでは厳しいでしょう。
「残り容量を気にしながらアプリを落とす」 みたいなことになりかねません。
ストリーミングサービス前提であれば、32GBストレージを搭載した「NW-A106」の購入がオススメです。
A100シリーズを比較した記事はこちら
ウォークマン A50シリーズ A100シリーズ 比較【なぜNW-A105に決めた?】
NW-A105はバッテリーがすぐ無くなる といわれている
続いて、「NW-A105はバッテリーがすぐ無くなる」問題です。
が、正直言ってこれは仕方がない・・・
コンパクトなサイズとバッテリー容量はトレードオフでしょう・・・
とはいえ、限られたバッテリー容量を有効活用するためにちょっと工夫して使っていきます。
ちなみに、私の使い方で「Flacファイルを有線イヤホンで聴き続ける」だけなら 22時間くらいバッテリーは持ちます。
が、ブックマークを追加・編集したり、楽曲を追加したり、androidの設定をいじったりと、「音楽を聴く」以外の作業をプラスさせると著しくバッテリーが減っていきます。
音質にかかわる省エネは本末転倒
ウォークマンに搭載されている「DSEE Ultimate」「ClearAudio+」「イコライザー」などの機能をOFFにすれば電池の持ちは良くなるようです。
でも、良い音あってのウォークマンです。
だったらスマホで聴けよと・・・
バッテリーを長持ちさせるために省エネを行うんだけど、音質が悪くなってしまうような省エネは本末転倒なんじゃないかと思うので、音関連の設定変更は無しとします。
Wifi・Bluetoothはこまめに切る
「ウォークマンA100シリーズ」はandroid機なので、WifiもBluetoothも搭載しています。
ネットから曲をダウンロードしたり、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いたりと便利ですが、使ってないときはこまめに切断しましょう。
WifiもBluetoothも、使用していなくても常に接続する相手を探してバッテリーを消耗しています。
しかもかなり・・・
ここをこまめに制御するだけでも電池の持ちはかなり違います。
聴かないときは電源を落とす
スマホであれば24時間 電源は入れっぱなしが普通ですが、「ウォークマンA100シリーズ」は音楽を聴いていないときには、いちいち電源を落としましょう。
これだけでもかなりバッテリーの持ちが違ってきます。
スマホにとっては大したことが無いandroidの待機状態でも、電池容量の小さい「ウォークマンA100シリーズ」では明らかにわかるくらいにバッテリーが減っていきます。
電源を落とすときには、電源ボタン長押し―電源を切る を押すと一瞬でシャットダウンします。
反対に電源を入れる場合は、電源ボタンを7秒程度長押しします。
SONYのロゴがあらわれてandroidが立ち上がっていきますが、パスコードを入れて「W.ミュージック アプリ」を立ち上げ、楽曲が再生できる状態になるまでに70秒くらいかかります。
出かける準備をしながら立ち上げておく とかなら問題ありませんが、じっと待っていると70秒はまあまあ長い けどね・・・
モバイルバッテリー運用が最適解かな
まあ、工夫はできるのですが、どれも根本的な解決策ではありません。
そもそものバッテリー容量が小さいので・・・
長時間使用するのであれば、やはりモバイルバッテリーを携行して充電しながらの運用が最適解かなと思います。
スマホもそうだけど、バッテリーは熱に弱いので音楽を聴いていないときに充電する方が良いです。
「NW-A105」の、「容量がすぐ足りなくなる」「バッテリーがすぐ無くなる」問題をすこし改善する方法を解説しました。
私はこれで全くストレスなく使用できていますよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。