スマートフォンのバッテリーは使っているとだんだん容量が少なくなってしまい、使用できる時間が少なくなります。
1日に何度も充電しなければならなくなり、「使いたいときにバッテリー切れ」なんてことも起きてしまいます。
ある程度減少してしまうことは仕方がないのですが、なるべくバッテリーを長持ちさせるために「やってはいけないこと」を紹介します。
高価なスマホです。バッテリーをいたわって使用し、なるべく長持ちさせましょう。
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スマホバッテリー 4つのやってはいけないこと
1. バッテリー残量0%まで使い切る
バッテリーの残量ギリギリまで使用してしまうことは「深放電」という状態となり、「リチウムイオンバッテリー」にダメージを与えます。
その昔、「ニッカドバッテリー」「ニッケル水素バッテリー」が携帯電話のバッテリーとして使用されていたころには、「全部使い切り満タンまで充電する」ことが推奨されていました。
これらのバッテリーでは、バッテリーを使い切らずに継ぎ足し充電をすると使用できるバッテリーの容量が少なくなってしまう「メモリー効果」という現象が起きていました。
その時代の名残で 「全部使い切り満タンまで充電する」 ほうが良いと思っている方もいるかもしれませんが、現在主流となっている「リチウムイオンバッテリー」には「メモリー効果」はありません。
また、昔は「充電する回数は少なければ少ないほど良い」とも言われていましたが、いまはこまめに継ぎ足し充電をしてギリギリまで使い切らないほうが良いとされています。
できれば残り20%、悪くても残り10%位となったらスマホの使用を中断して充電しましょう。
2. 100%になっても充電を続ける
ギリギリまで使用してしまう「深放電」は良くないという話でしたが、バッテリーが100%になっているのに充電を続けてしまう「深充電」もバッテリーに悪影響を与えます。
「1日スマホを利用して、就寝時に充電器に差し込んで朝まで充電」という方も多いと思いますが ダメ です。
寝ている間に充電が完了していて、100%なのに充電が継続している可能性があります。
おすすめは、朝起きてからの充電開始です。
最近の充電器は高性能なものが増えてきているので、朝の支度の1~2時間でほとんど充電されてしまうでしょう。
これなら 「深充電」 されてしまうことも無く、100%になったら充電器から外すことができます。
また、最近のスマホには「深充電」を防ぐための機能が搭載されているものもあります。
私のスマホには「いたわり充電」という機能があり、スマホが朝起きる時間を学習してその時間にちょうど充電が完了するように調整してくれます。
このような機能が無い場合は、充電のし過ぎにも注意が必要です。
3. 充電しながらスマホを使う
充電中にスマホを使用することも良くありません。
厳密には充電中に使うこと自体は問題ないのですが、充電中にスマホ本体が発熱してしまうような使い方が良くありません。
スマホはCPUに負荷がかかると発熱します。
具体的には「ゲーム」や「動画の視聴」のような使い方は発熱を伴い、充電中の使用は控えたほうが良いです。
メールチェックや音楽の再生くらいなら充電中に使っても問題ありません。
もう1つ、バッテリーの話とは少しずれてしまうのですが、充電しながらスマホを使うと充電コードの付け根や充電ポートが破損してしまう恐れがあります。
充電中に使用すると、どんな使い方であっても少なからず充電ポート部分に変な力がかかってしまいます。
壊れたのが充電コード側であれば、充電器を買い替えれば済みますが、スマホ本体の充電ポートが壊れてしまった場合はアウトです。
本体修理かスマホの買い替えとなってしまい、高額な出費となってしまいます。
2つの理由から、充電しながらの使用は控えましょう。
4. 高温となる場所での使用
「充電しながら使用」のところにもありましたが、「リチウムイオンバッテリー」は熱との相性が良くありません。
本体が熱くなってしまったり、暑いところでの使用はバッテリーの寿命を縮めてしまいます。
例えば、「夏の屋外」や「夏の車内」での使用や放置はバッテリーにダメージを与えます。
やむを得ない場合は、直射日光を避けたり風通しの良い場所を選ぶなど、少しでもダメージを減らしましょう。
また、スマホが熱くなったからといって保冷剤をくっつけたり、冷蔵庫に入れたりと無理やり冷やすことはNGです。
熱い空気が急に冷やされて結露してしまい、内部でショートして壊れてしまうということにもなりかねません。
暑くなる場所や、スマホが熱くなるような動作をなるべく避けるようにしましょう
スマホバッテリーのやってはいけないこと まとめ
スマホバッテリーの寿命を縮めるため、やってはいけないことは以下の4点でした。
・バッテリー残量0%まで使い切る
・100%になっても充電を続ける
・充電しながらスマホを使う
・高温となる場所での使用
スマホの性能が問題無くてもバッテリーの持ちが悪くなってしまうと、スマホ本体の買い替えが必要となってしまいます。
なるべくバッテリーをいたわって使用して、スマホを長持ちさせましょう。